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制御できない熱

エンジニアリング部 吉江健吾

エンジニアリング部

吉江健吾

Profile

  • 入社年月:2013年4月
  • 趣味:DIY
  • 将来の夢:子供に誇れるパパになる
  • 自分の性格を一言で表すと:人たらし
  • あなたにとってお客様とは:成長させていただける存在

「万能な技術者になりたい」。大きな志を胸に一ノ瀬で働く11年目の吉江。種類が多く、用途の幅が広いバルブの仕事に今でも難しさを感じるというが、だからこそのやりがいを噛み締めながら、お客様と向き合っている。

Episode

バルブを扱う者の使命を
知った時、
僕は制御不能になった。

前例がほとんどないトラブルを乗り越えた。
バルブの難しさとやりがいを痛感した。
その過程で、仕事への情熱を制御できなくなりました。

Chapter 01

200キロ離れた静岡から
緊急のお問い合わせが

「ガスを制御しているバルブが閉まり切りません」。一ノ瀬の本社から200キロ以上離れた、静岡の発電施設からのお問い合わせでした。ガス制御のバルブが閉まり切っていない状態が続くと、最悪の場合大きな事故に繋がります。すぐに静岡に駆けつけ、丸1日かけて原因を見つけ出し、最悪の事態は避けることができました。しかし...。同じトラブルが発生しないように対策をまとめ、通常業務に戻った2ヶ月後、同じ発電施設からまた問い合わせがありました。

Chapter 02

火事の恐れがある「結露」が発生
前例のないトラブルに緊急対応

「バルブの駆動部が結露しています」というお問い合わせでした。バルブの駆動部の結露は火事の原因になり得ます。前例がほとんどないトラブルだったため、解決策を見つけるまでになんと数ヶ月もかかりました。このような大きなトラブルが日常的に起こるわけではありませんが、施設の重要な役割を担っている製品だからこそ、何かあった時のリスクも大きいのがバルブです。それを扱う仕事の責任の重さを、改めて痛感する出来事でした。

Chapter 03

制御できない領域もある
だからこそ120%の準備が必要

一連の問題を通して肝に銘じたことがあります。それは、考え得るリスクを全て把握した上で仕事に取り組まないといけないということ。静岡の発電施設で起きた2つの問題は、他の業者様やお客様の事情も絡んでいたため、一ノ瀬だけで防ぐのは難しかった。でも、だからといって「仕方ない」で済ませてはいけません。さまざまなシーンで生活や産業を支えるバルブ。それを扱う以上、できる範囲で「120%」の準備をしなければいけないと学びました。

Chapter 04

解決策は必ず見つかる
そう信じてお客様と向き合う

どれだけ難しい問題に直面しても「解決策は必ず見つかる」と信じて問題解決に取り組むことを大切にしています。バルブを扱う仕事はイレギュラーな問題が多いです。イレギュラーな状況に陥った時にどれだけ冷静に対処できるか、どれだけスピーディーに解決策を導き出せるかがお客様の信頼につながります。この業界で働いて2023年で11年目。中堅と呼ばれる立場ではありますが、初心を忘れず、日々の業務と向き合っていきます。

Future

お客様にとってどんな人になっていきたいか

名前を覚えてもらえるほどの
価値を提供していきたい

「吉江さんが来てくれたということは、30分もあれば解決するでしょう」。トラブル対応で駆けつけた際に、嬉しい言葉をかけてくださるお客様がいます。それくらいの信頼関係を、もっともっとたくさんのお客様と築いていきたいです。エンジニアリング部は他の事業部と比べてお客様と接する機会が少ない部署。だからこそ名前を覚えてもらえるような存在になりたい。そのために、バルブの品質向上を誰よりも追求していきます。

Entry

情熱の制御をはずせ

誰かのためになる仕事がしたい。
胸に秘めるその情熱は、制御しなくていい。